山川草木

日々を愛する 音楽と言葉 from northern land 

歌帖①その線は水平線(くるり)

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くるりの「その線は水平線」 

すーっと胸に染みいるメロディが好きで、繰り返し聞いていました

そのうち、歌詞の意味がストンと降りてきたというか、分かるようになりました

 

生きる希望を失い、行き詰まる日々

誰にでもあると思います

今の自分もそうです

そんな自分に、優しく寄り添ってくれるような

そんな歌なんですよね

 

自分なりに、歌詞を訳してみました

誰かと、この歌の魅力を共有できれば

 

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その線は水平線

新しい靴を履いて

あなたの「今」を、飛び越えろ

荒れてしまった胸の内

新しい靴で踏みしめてゆけ

 

働いたぶんだけ

陽の光浴びればいい

頭が走ることを辞めずとも

当たり前の、自分への愛を貫けよ

 

 

涙を枯らした目

さんさんと輝く太陽が乾かしてくれる

視線の遠く先には

どこまでも真っ直ぐな水平線が見えた

自由という海が、そこにはある

大きな大きな水たまり

 

飛び込んでしまえよ

「どこにも行けないさ」

どこにも行けないの?

 

真昼の空の下にいるのに

あなたの胸の内は 流星が落ちる夜のよう

孤独なのかもしれない

でも、胸に宿る小さな灯火は

優しく輝いている

だから、その火を消さないで

 

優しさの火を消すのは もったいない

自分に対する 愛情も慈しみも感じない

目の前に、自由という大空は

口を開けて待っている

 

飛び込んでしまえよ

「どこにも行けないさ」

どこにも行けないの?

 

少しだけ、歯を食いしばって

まるで幸せのオンパレード

明るい毎日であるかのように

秘密の方法、誰かが教えてくれたら

自分の前では、笑顔でいたい

 

自分への愛を貫けよ

優しさを消さず

少しだけ歯を食いしばり

自由という水平線

そして、ぽっかり空いた大空に

あなたは飛び込んだ

 

きっと夏のように

さんさんとした陽が降り注ぐはずだ

轟くはずだ 希望の歌が

地に足をつけ

走るあなたの肌から

やさしさという汗がにじむ

その時 真っ直ぐな眼差しは

闇を切り裂く