山川草木

日々を愛する 音楽と言葉 from northern land 

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

161025 折々のことば ペンは剣よりも強し

<きょうの写経> The pen is mightier than the sword. -ブルワー・リットン 「ペンは剣よりも強し」。英国の政治家・小説家の戯曲「リシュリュー」の中のせりふ。ただし「偉大なる人物の統治下では」との条件がつく。つまりそれは、いかなる抵抗勢力とい…

小さなカンニング

子どもの小さなカンニングに怒りがわいた。 算数の宿題をやるのに、答えをみながらやったそうだ。 妻が教えてくれた。 「ノートに花丸をつけたいみたいだよ」 「勉強ができる子たちが、羨ましいみたい」 子どもによくあることといえば、よくあることだ。 自…

文藝春秋スペシャル2010夏号「連載対談 死を想う」より

<きょうの写経> 五木 法然が「念仏をきちっと唱えさえすれば、すべての人は死後、浄土に迎えられる」と説いたのに対し、親鸞は法然の教えを竿頭一歩進めて、「人は生きながらにして死に、生きながらにして再生することが可能だ」と考えたに違いないのです…

星野道夫「旅をする木」より ワスレナグサ

<きょうの写経> これだけ一生懸命やったんだし、相手は自然なんだから、それはしようがないんじゃないかと。 たとえば、あと十年とか二十年とかたった時にふりかえってみて、その番組が少しうまく撮れたとか、撮れなかったなんて、きっとそれほど大した問…

金魚

居心地の悪い水の中では、金魚はすぐに死んでしまう。 きれいな水を与えても、すぐには元気を取り戻せない。 祭りで買った1匹を、金魚鉢にいれて飼い始めたものの、うまくはいかなかった。 ため息をつき、互いをけん制し、どこまでも求め合い、期待し合う。 …

161004 朝日特別面 朝日地球会議より、仏人類学者エマニュエル・トッド氏講演

<きょうの写経> グローバル化の終焉が近づいている。 貿易が活発化し、人や資本の自由な移動を通じて各国が収斂されていく。 そんな米国的な視点が出発点にあった。 経済で世界を一つにする、というイデオロギーだ。 私は何十年も前から批判してきたが、そ…

161003 朝日経済面 カイシャの進化「カルビー」より

<きょうの写経> ”米ジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人トップから転じた松本会長は「厳しくて、あたたかい会社にする」と語ってきた。目標への成果を問い、成果給の幅を広げる一方で「働きやすい環境や制度を用意する」” ”午前8時半に会社に着くと…