山川草木

日々を愛する 音楽と言葉 from northern land 

稲垣えみ子

JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO

 

jam the world に稲垣えみ子さんが出演。

この人のファンだ。朝日新聞のコラムが好きだった。

本も買った。「死に方が知りたくて」。

アフロ記者の声は、意外に艶っぽかった。

記者28年目だから、50歳代。

大ベテランだ。

 

以下、番組後半の簡単な要約。

 

「電気に何かをさせるかが、すごく楽しみ」

 

「無職になってみたかった」

「得て行くことばかりを目指していくと、価値観を変えないと、みじめな人生になってゆく。あれもできた、これもできたのに、と文句を言うばかりの人生になる」

「お金がなくても暮らしていけるライフスタイルがないと、これからみじめになってゆくばかりだと。その前に価値観を変えてしまいたい」

「ない、という価値観に慣れて行く」

「2日に1回の銭湯がすごく楽しい」「幸せのハードルを低くすることが、すごく大切」

「当たり前にあると、感謝するという気持ちが逃げて行く」「ない=みじめではないことを感じる」

「豊かさとは、友達がいること。時々、一緒にご飯が食べられて」

「そのためにお金が必要とか、思ってしまう」

「お金を経由しなくても、その幸せが得られる可能性は高い」

「こうじゃなきゃ、というものがなくなってくる」

 

欲を捨てることは、仏教でいう「捨無量心」につながる。そうすることが、幸せへの感度を高めてくれるということだ。人の生き方として、まっとうな気がする。

 

安田菜津紀さんのインタビューが良かった。

質問の投げかけ方、稲垣さんの話の要約、聞き手の「知りたい」に応えていた。

「ものではなく、幸せとは人のつながりなのだ」(安田さん)

 

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jam the world から session22 に流れるパターンが最近増えている。