山川草木

日々を愛する 音楽と言葉 from northern land 

北の言葉:5 作品に向き合うと気持ちが落ち着く

「作品に向き合うと、みなさんの気持ちが落ち着くんです」

ー障害者のアート活動を支える男性


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藻岩山

 

一本の伸びやかな線を描くだけで、気持ちが落ち着くという。

なぜだろう。

それは、己をありのままに表現することが心地よく、

幸せな行為だからなのではないだろうか。

さまざまな型にはめられ、障害者と呼ばれる人々。

そのレッテルが消えた時、彼らは僕らの心を打つ真のアーティストになる。

 

北の言葉:4 食事が人を変えて行く

「食を通じた関わり合いの中で、人は前向きに変わってゆける」

保育所で働く新人栄養士

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まるでエサのように並ぶ無機質なコンビニ弁当。

それが当たり前になってしまった世界。

しかし顔と顔が見える関係性こそが、食の本質なのだと彼女は言った。

ひとり親家庭の子供たちに接した経験が、彼女を保育の世界へと導いた。

言葉帖:1 息して普通に生きているだけで


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「普通に息して生きていりゃ、どこかへはたどり着くんだから、心配しなくていいんだよ」

橋爪功

 

自分で自分の行く先を決めすぎるのも、可能性を狭くすることだ、と齢75の名優は言う。

日々を楽しんで夢中で生きること。

生きるコツは、実にシンプルなのかもしれない。

 

北の言葉:3 若者が安全に遊べる場所を作りたかった


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「若者が安全に遊べる場所を作りたかった」

ーすすきののクラブオーナー

 

風営法違反による摘発で全国の有名クラブが相次ぎ姿を消した。

音楽を楽しむ場が犯罪の温床となってはならないのは、言うまでもないことだ。

札幌では、セキュリティを強化することで老舗クラブが復活を遂げた。

北の不夜城の片隅で、音楽を楽しむ若者にスポットライトを当て続けている。

 

 

 

 

北の言葉:2 笑顔は一番の脳トレだよね 

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「笑顔になることが1番の脳トレだよね」

ー介護予防センターのある職員

 

いくら難しい顔をして考えても、脳みそは活性化しない。

なにもお年寄りに限る話ではない。

イデアが浮かばないときは、笑えばいいのだ。

きっと楽しいアイデアが浮かぶに違いない。

 

北の言葉:1  すごく必死に考えて、やっと一つ二つひねり出す感じ

「プランを出すのは毎回大変です。私、何個もアイデアが浮かぶタイプじゃなくて、すごく必死に考えて、やっと一つ二つひねり出す感じなんです」

-高村由紀子(act 25, 発行:札幌市教育文化会館

 

どんなに力のある舞台美術家でも、アイデアが山のように思いつくわけじゃない。普通の人にも似た感覚から生み出された石を、磨き上げる所にこの人の真骨頂があるのだろうか。

 

Now you know better

Can you remember when you were just six years old?

自分が六才だった頃のこと覚えている?

With a trusting heart accepting everything you're told

疑うということを知らず、
教えられることは何でもそのまま鵜呑みにしていた

Anyone bigger must have been right even if they were wrong

例え間違っていたとしても、
自分より上の人は誰であれ間違っているわけがなく 

You'd take what is given, you didn't know better

与えられるものは何でも受け入れ、分別なんてありようがなかった

All your little mind could comprehend was goodness and truth

Even when the baddest things were being done to you

とんでもなくひどいことをされていたとしても
この世に悪や嘘があることなど、
幼い心では考えも及ばなかった、

Ain't it a shame how you pay for your innocence?

無邪気さゆえに報いを受けるなんて、ひどい話よね

And you'd take what was given, you didn't know better about

与えられるものは何でも受け入れ、何の分別も無かった時

 

 

Loving, cheating, people leaving
Dying, living, losing and forgiving
Growing, saying no and being who you are

愛することや、だますこと、人が別れること
死ぬことや、生きること、失うことや、許すこと
成長することや、ノーと言うこと、
そしてあるがままの自分でいることについて

 

 

What about the time when you became sixteen years old?

十六才になった頃はどうだった?

With an unsure heart believing some of what you're told

心は揺れ動きながらも、教えられることはまだまだ信じようとしていた

Wanting to be someone different, but there's pressure to be the same

みんなと同じようになれとプレッシャーを受け

So you'd take what was given, you didn't know better

f:id:taroyama10:20170412201843j:image与えられるものは何でも受け入れ、まだまだ分別もなかった

 

 

何をやるべきで、何をやるべきでないか、
そのことだけにしか頭は回らず
不安ばかりがことごとく誇張され、
突然すべての矛盾に気づき始めたとしても
まだまだ与えられるものは何でも受け入れ、
もっとちゃんと理解しようとしなかった

愛することや、だますこと、人が別れること
死ぬことや、生きること、失うことや、許すこと
成長することや、ノーと言うこと、
そしてあるがままの自分でいることについて

今ここにいるのは少し歳を取ったあなた
いろんなことを経験してきたし、
これからだってまだまだいろんなことを経験するはず
でもあなたが学んだ大切なことがひとつあるとすれば
それは与えられるものは何でも受け入れられないということ
だって今ではよくわかっているのだから

愛することや、だますこと、人が別れること
死ぬことや、生きること、失うことや、許すこと
成長することや、ノーと言うこと、

そしてあるがままの自分でいることについて
今ではあなたは、今のあなたは、うんとよくわかっている。